この記事では、家族葬の参列者をどのように選ぶべきか、その目安と注意点を解説します。
家族葬は家族や親族を中心に行う葬儀で、参列者の範囲は故人や遺族の意向によります。
しかし、その範囲の決定は難しい問題で、誰を招くべきか迷うこともあるでしょう。
この記事では、その適切な選び方を理解することで、故人を偲ぶ大切な時間を心ゆくまで過ごす手助けをします。
平均的な参列人数から参列者の選び方、さらには参列を辞退させる際の配慮まで、家族葬の手続きを円滑に進めるためのポイントを明らかにします。
家族葬の参列者を決定する際の目安
家族葬の参列者を決定する際の目安と注意点について説明します。
家族葬はその名の通り、主に家族や親族が中心となって行う葬儀の形態で、参列者の範囲には明確な定義はありません。参列者をどこまで招くかは故人や遺族の意向次第です。
参列者の範囲
- ごく近しい遺族のみ(~10名程度):故人の両親と子どもの家族、兄弟など
- 遺族と近しい親せき(10~30人程度):故人のいとこ、伯父叔母、甥姪なども含む
- 遺族、親せき、親しい友人など(30人~):ごく親しくしていた友人など
ただし、実際には2親等以内の参列者のみで行われている家族葬が多いようです。
2親等以内とは、直系の家族や近親者、正確には故人の両親と子どもの家族、祖父母や孫、兄弟までにあたります。
この範囲は目安であり、特別な事情がない限り、近しい親族を呼んでおくのが無難でしょう。
2022年の平均参列人数は23人となっています。
家族葬の参列者を決定する際の注意点
家族葬では参列者の数が制限されるため、それ以外の方には参列をお断りすることになります。
そのため、葬儀に呼ぶ人にも呼ばない人にも、家族葬であることをきちんと伝えることが重要です。後々トラブルを避けるためにも、参列や香典の辞退についても明確に伝える必要があります。
最終的な判断は、故人の遺志を最優先し、それが不明な場合は遺族で話し合うことが重要です。
また、参列を望む方が故人と深いつながりがあり、会場に余裕があれば呼ぶことを考慮するとよいでしょう。
家族葬を初めて行う場合でも、適切な対応と理解を持つことで、故人を偲ぶ大切な時間を心ゆくまで過ごすことができます。