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    家族葬のメリットとデメリット

    家族葬のメリットとデメリット

    葬儀は生涯で一度のイベントですが、家族葬ならではの特長を理解し、適切に準備を進めることで、故人を偲ぶ時間をより価値あるものにできます。

    これには、故人との時間をじっくりと過ごすこと、自由な演出が可能であること、遺族の負担や事前準備の手間を軽減できること、そして費用と時間の削減が含まれます。
    これらを踏まえ、故人との大切な最後の時間を充実させる家族葬を計画しましょう。

    この記事では、初めて家族葬を行う方々へ、メリット・デメリットを紹介します。

    目次

    まずは、家族葬のメリットを以下の5つのポイントに分けて説明します。

    家族葬のメリット

    1. 故人とゆっくりお別れできる

    家族葬は基本的に家族だけで行われるため、故人の友人や仕事関係者へのあいさつや気遣いが不要となります。これにより、故人とゆっくりと最後のお別れが可能となり、故人の死と向き合う時間を持つことができます。

    2. 自由な演出が可能

    家族葬は形式に縛られず、故人が好きだった音楽を流す、故人の趣味を前面に押し出すなど、故人の生前の趣味や好きだったものを反映した自由な葬儀にすることができます。

    3. 遺族の負担軽減

    家族葬では遺族しか参列しないため、大勢の弔問客への対応やお香典返し、精進落としの準備などが不要となり、時間と手間を大いに節約できます。また、身内や近しい方々のみであれば、受付や会計の人員を確保することや、訪れるご会葬者への挨拶にも備える必要が軽減します。

    4. 事前準備の手間削減

    親しい間柄の方々が集まる家族葬では、諸々の準備にかかる手間を省略することが可能です。一般葬で慣例となっているお香典のやりとりも必要最小限に留めることができます。

    5. 費用・時間の削減

    小規模な家族葬は、返礼品や飲食接待費などの「おもてなし費用」を抑えることが可能で、参列者が少ないために葬儀全体の時間も短くなります。ただし、お香典の額が少なくなる可能性もありますので、その点は留意しておくことが重要です。

    以上の点を考慮に入れつつ、故人との最後の時間を大切にし、思い出に残る家族葬を行うことをお勧めします。

    続いて、家族葬のデメリットを以下の4つのポイントに分けて説明します。

    家族葬のデメリット

    家族葬には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。

    1. 参列者の選別が悩ましい

    家族葬では参列者を限定するため、誰にご参列いただくかの選別が難しい場合があります。対人関係に関わる問題であり、後々のトラブルにも繋がりかねません。故人が最後にその人に会いたいと思うかどうかを考慮しながら決めると決めやすくなります。また、家系図の整理なども事前に行っておくとよいでしょう。

    2.理解を得られない場合がある

    家族葬はまだ一般的でないため、高齢者や昔気質の親戚などから理解を得にくいことがあります。事前に丁寧に説明し、理解を得る努力が必要です。

    3.葬儀後の対応が多い

    家族葬では、遺品整理や相続手続きなど葬儀後の業務が多くなります。また、訃報を送ったり、参列できなかった方への対応も必要となります。訃報に弔問辞退の意向を明記するなど、対応策を考えておくと良いでしょう。

    4.葬儀後の自宅弔問が増える可能性がある

    家族葬に参列できなかった故人の友人や知人が後日自宅に弔問に来ることがあります。この場合、自宅で個別に対応する必要が出てきます。その対応の準備も必要となります。

    家族葬は個々の状況により、そのメリットとデメリットが変わるかもしれません。最善の選択をするためには、全体像を把握し、詳細を理解することが重要です。これらの点を踏まえた上で、故人との最後の時間を大切にし、思い出に残る家族葬を行うことをお勧めします。

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